どこに行くのか。

少し焦ってたらしい。
不安げな顔も、劣等感も見せない同級生。
んな中でガクガクブルブルな自分に成長は見込めるのか、と…
いやまぁ、成長しようがしまいがやる事ぁやるんだけどね…

だって「技術足りねー」とか、
「こんな知識じゃやってけないぜ…」とか誰もいわないのよ…
いや、言ってるのかも知れないけど。
少なくとも自分には周りが完璧に見えるんだよなぁ。

一人放課後残って勉強してみても、一時的な解消法にしかならない。
たまに良く言われる事があっても、劣等感は消えない。
おまえ等の方が凄い。
この追い立てられるカリキュの中で、自分を持ってるじゃないか。
力を抜く術も、適度に頑張る術も身につけてるじゃないか。

その上、いつの間にか遙か高みにいるんだろう？
何でもない顔をして、介護してやがるんだろう？
それが解ってる分、自分が馬鹿を見そうで不安。
いやこれは頑張るとか頑張らないとかじゃなくて。

そしたら「自分の成長は見えない」と知り合いが言いました。
言ってくれました。
この一言で、ちょっと楽になった気がする。

成長してるかもしれない。
成長してないかもしれない。
でも、昨日と違う失敗をしてどやされて
凹んで次に同じ事をしなきゃいいのではないか。

出来の悪さは天下一品の為、失敗する事でしか学べない。
学んでも忘れる事が多い。んでまたガクる。
でも繰り返せば、どうにか出来るようになるかも知れない。
どう逃げても泣いても働くしか道は無い。

ドジなりにやってやろうじゃないの。
どんなケースでも同じ事、ワンツースリーでケアワーク。